タグ ‘政治経済’の記事一覧

「ホワイトジョブ300」の実現性を考える

2013年8月13日11:06| 個別URL

 大石哲之(@tyk97)さんの「提案」は、ある種の理想といえるだろう。その趣旨には大いに賛同するが、現実問題として、首都圏では、家賃8~11万程度の郊外エリアでも「年収300万」では生活できない。給与の約半分が家賃・住宅ローンで消えてしまうからだ。逆に、東京都内・近郊で暮らし続けたければ、長時間労働を厭わず、高収入を目指して働くしかない。今ですら贅沢品の「子ども」は、完全に富裕層の特権になる。

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格差の前段階として、「分断」が進んでいる

2013年7月7日09:45| 個別URL

 理不尽な母親に悩み、ずっと”生まれ”と”運”に左右される「格差」が問題だと思ってきた。しかし、最近、”生まれ”と、触れてきた教育・文化・教養・人間関係の差による日本人同士の「分断」のほうが致命的な問題だと思うようになってきた。同じ市内ですら、学区が違うとまるで違う街。同じ学区でも、電車通勤・車通勤のフルタイム正社員と自転車通勤の非正規雇用者では、生活のリズムや街に対する評価がまるで違う。

 一口に非正規といっても、正社員になれずに妥協して勤務している若年層、夢を叶えるための自己研鑚や学業の合間に働くアルバイト層、家計の足しや小遣い増額のために働くパート主婦層では、求める水準が異なる。残念ながら、子どもを産むなら正社員に限る。少子化の要因の一つは、きちんと産休・育休を取得できる企業に勤務する正社員か実績のあるフリーランスしか安心して産めない現状の社会保障制度にあるだろう。一刻も早く改善して欲しい。

 本題に戻ろう。今の日本は、主に収入と文化資本の差と、運に左右される「格差社会」になりつつあり、その根底に「分断」がある。スマートフォンの普及は、ソーシャルメディアの普及とリンクしていると当初から感じていた。ソーシャルメディア側の信頼性の高い調査データがなかったため、仕事で書いた記事ではあまり触れてこなかったが、Twitterでは、繰り返しツイートしてきた。

 従来型の携帯電話、通称「ガラケー」は、この3年の間に、急ピッチでスマートフォンに置き換わりつつある。2010年4月に発売されたAndroid搭載スマートフォン「Xperia」が売れ、spモード対応後、さらに売上を伸ばした。iモードのアドレスがそのまま使えれば、スマートフォンでも受け入れられるとわかり、ドコモとKDDI(au)は、スマートフォンメインのラインアップに舵を切った。auは、その後、新規ユーザーの獲得のため、iPhone主体に切り替えたため、牽引役はドコモになった。今や、Android搭載スマートフォンのほとんどは、防水やワンセグ、おサイフケータイに対応し、ほとんどガラケーの発展形といってもいい。
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子どもは親の所有物ではない

2012年6月17日09:20| 個別URL

 5月25日に何気なく書いたツイートが執筆者本人にリツイートされ、それがきっかけとなり、過去最多となる31件のリツイートと、7件の「お気に入り」をいただいた(2012年6月16日時点)。

 「子は親を養うための道具ではない。子は親の所有物ではない」とは、リンクを紹介した松永英明さん(@kotono8)が執筆した記事「河本準一氏叩きで見失われる本当の問題」の本文中の言葉をそのまま引用したもの。そして、記事を読んだ感想として、<この言葉を母に聞かせたい>と加えた。多数のリツイートは、「晒し」ではなく、「賛同」を意味していると思いたい。私と同じように、母親に対し、複雑な思いを抱いている人は少なくないようだ。家庭環境は人それぞれ。しかも、インターネットや友人を通じて多くの情報を得ている子ども側ではなく、交友関係が狭く、古い昭和の固定観念にとらわれた親側に問題があるパターンのほうが多いはず。現状の生活保護・年金・社会保険などの各種社会保障の制度と、高所得者優遇の税制を続ける限り、親族間の扶養義務強化には強く反対したい。
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ループする貧困・格差の問題と閉塞感(2012年5月のツイートまとめ)

2012年6月16日18:10| 個別URL

 図書館で偶然見つけた2009年12月発行の書籍『格差社会という不幸』を読んだ。動画ニュース「宮台マル激トーク・オン・デマンド」の再録のため、今から2、3年以上前に討論された内容だ。しかし、去年から今年にかけて、事故や制度変更をきっかけに注目を集めるようになった「貧困」「晩婚・非婚化」を中心に、行き過ぎた規制緩和や事なかれ主義による「安全軽視」、情報リテラシーの知識やとらえ方の違いによる数々の「炎上事件(個人叩き)」、そして、ネットとリアルの融合によって生まれた「ビックデータ」の活用と「個人情報保護」の両立など、さまざまな問題について、すでに論じていたことに驚いた。

 良識ある人のなかでは、現状を打破するための解決策は、ほぼ見えているはず。経済を活性化し、金銭的にも心理的にも身体的にも「生きやすい」世の中を作り、特に若年層の収入を増やすことだ。

 経済成長とともに、人類初の大量生産・大量消費の資本主義社会が到来し、核家族化が進んだ結果、「金の切れ目が縁の切れ目」になった。日本経済全体の成長が鈍化した後も、昔の栄光の復活を追い求め、さまざまな仕組み・制度の抜本的な見直しを行わなかった。『格差社会という不幸』の中で繰り返し触れられた、現状は「タメのない社会」という指摘に共感した。一度失敗するとやり直しが効かず、生まれついた家庭環境がよくないと、親が死ぬまで、生涯、負の影響を受け続ける。「タメのない社会」は、経済格差を助長させ、その結果として階層の二極化と少子化が進んでいく。問題は、「格差」ではなく、日本国内での相対的な「貧困」。そこに気づかない限り、世の中はよくならない。

 大学で初めてインターネットに触れた時、これから絶対に伸びる、可能性に満ちた世界だと思った。それから14年。ツール(道具)としては、高齢者を除き、広く一般に普及し、情報を自ら発信する人も増えた。掲示板・チャット、ブログ、コメント欄、トラックバック、そして、Twitter・Facebookと、手段は変わっても、Webのトレンドは、一貫して双方向・リアルタイムのコミュニケーションの活性化に向かっている。しかし、同時に昔ほど、楽しさを感じなくなってきた。Facebookや有料メルマガなど、閉じたネットワークで楽しむ傾向が強まり、書き手の顔が見える面白い個人ブログ、Twitterユーザーが減ってきてしまった。初代iPadを購入してから丸2年、ずっとネット端末として使い続けてきて、本音としては、iPad本体ではなく、iPadで見ているネットコンテンツに蔓延する閉塞感とループ感に対し、少々「飽きた」感じは否めない。

【関連記事】
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つぶやき,

経済活性化策を考える

2012年5月6日19:10| 個別URL

 国策として、自動車業界が保護されているのは、誰の目にも明らかだ。自動車の取得(購入)・維持に高い税金を課す一方で、「エコカー減税」によってまだ動く古い自動車からの買い替えを促す、という矛盾した政策が実行されている。制度終了後の値引き幅がわからない以上、この制度を利用したほうが得なので、買い替えを検討していた層は飛びつく。しかし、「若者の車離れ」が指摘される今、自動車業界が取り組むべきは、自動車(特に普通車)に関わる税負担・維持コストの引き下げと、安全性のさらなる向上だろう。少なくとも、東京23区や横浜市内の駅徒歩10分以内に住む場合、自家用車は要らない。「車離れ」の最大の要因は、都心に住む者にとって「不要」だからだ。要らないものを見栄で買うほど、金銭的余裕のある人は少ない。
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