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スマホ・ネット・SNSの普及を経て「横国マルチ」が「都市社会」に進化した

 生涯年収は、新卒で就職した年の景気に左右されるという。2017年時点で30代後半から40代の世代は、就職状況が悪く、氷河期世代と呼ばれている。未婚率も高く、将来への懸念から節約志向も強い。実際、あと数年経てば、夫婦2人とも平均年収まで達するとは思えない。

主要家電量販店の初任給を比較 ほぼ横並びだが、実際は大きな差?
 「平成28年(2016年)賃金構造基本統計調査」によると、2016年6月の平均賃金(時間外勤務手当、休日出勤手当などを含めない税込の給与額)は30万4000円(平均年齢42.2歳、平均勤続年数11.9年)、男性に限ると33万5200円(平均年齢43.0歳、平均勤続年数13.3年)、女性に限ると24万4600円(平均年齢40.7歳、平均勤続年数9.3年)で、賞与や残業手当などをプラスすると、男女あわせた平均年収は400万円台半ばと推測される。

ITスキル・情報収集意欲の差が大きい氷河期世代

 そんな不景気の底から脱却しつつあった2002年に大学を卒業し、新卒で地元・神奈川の中小企業に就職した。皮肉なことに、浪人・留年、海外留学などで、現役モデルケースからはずれた人のほうが就職活動は容易だっただろう。折しも2002年度は、今に続く、インターネットを利用した「誰でも多くの企業にエントリーできる仕組み」が本格的に稼働した元年だった。PC・インターネット、携帯電話が使えない人は、その時点ではじかれた。大手企業も手探りで、まずは大学名で選別したため、著しく不平等だった。

 ひとくちに氷河期世代といっても、ITリテラシーの差は大きい。学生時代にWindows 95/98や、カラフルなカラーとスケルトンデザインで一斉を風靡したiMacなどでPCの存在を知り、その操作方法を独学や学校で習った層は、生まれて初めて触れたインターネット端末が10キー入力のケータイだったプレデジタルネイティブ世代、すでに最初からタッチ操作のスマートフォンだった、その下の完全デジタルネイティブ世代とは違い、PCのキーボード入力やマウスに慣れ親しみ、固定回線はダイヤルアップからADSL、光ファイバー(FTTH)、モバイルデータ通信は2G/3Gから4G(LTE)と、インフラの変化のともに、インターネットの普及をリアルタイムで体感してきた唯一の”アナログ→ネット世代”ともいえる。
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2013年の振り返り

 2013年を振り返ろうと思ったものの、1月・2月の記憶がまったくないと気づいた。記憶はすぐに曖昧になり、やがてすっかり細部を忘れてしまう。確実に自分の軌跡や想いを残したければ、「記録」を心がけ、積極的に文字として書き残さなければならない。ブログの更新頻度が減った年は、精神的に余裕がなく、ストレスの多い年だ。

 最近、本当に言いたいこと(心の叫び、思いつき)は、ブログではなく、「はてな匿名ダイアリー」に書いている。同じ内容でも、通称「増田」のほうが注目され、より多くの人に読んでもらえると気づいてしまったからだ。

 ある時、書き込んだ日記は、書き込みから数時間後、「はてなブックマーク」のホットエントリーに入り、共感・否定・疑問・罵倒のコメントが並んだ。Twitterでも、同様に、さまざまなコメントが流れていた。「はてブ数」は、自己最高を更新。このままだと、仕事で書いた記事を含め、生涯最大になるかもしれない。従来のマスメディアは、「何を言ったか」より、「誰が言ったか」が重視される世界だった。インターネットも、雑誌の手法を取り入れた商業メディアが増え、SNSが普及した結果、一部の例外を除き、「誰が何を言ったか」が重要になり、影響力の強い人(ブログ・まとめサイト)がリンクを紹介すると、爆発的にPVが伸びる傾向が年々強まっている。「はてな匿名ダイアリー」は、唯一、「内容」だけで戦えるプラットフォームだ(注目されるかどうかは、偶然に左右される)。まさに玉石混交で、最近はパターン化した釣りネタも目立つ。ただ、どんどん流れていくさまざまな書き込みの中に、時々、決して実名では書けない、一般人の「リアルな心の声」を感じる。

 創作者は、多くの場合、「評価」を求める。個人ブログをはじめ、無報酬の創作は、「読者の反応」が最大の励み。いくら自己満足だと割りきっても、反応がなければモチベーションが下がり、無力感にさいなまれる。ちきりん氏は、市場に評価される人間になるべきと提言した。すべての業種・職種に当てはまるわけではないが、会社や業界という狭い枠にとらわれていては、伸びるはずの能力が伸びず、それが日本の経済的停滞につながっているという指摘には、おおむね同意する。多くの読者に共感される文体を持っているブロガー、Twitter著名人は、作家に等しい。大学時代に書いた文章は、独自の文体だと評価された。今は、自分が一部の人に感じるように、「なぜかイラッとする」文体・内容なのだろう。ネット時代は、アイコン(写真)と文体と内容が揃って初めて評価される。 だから、ブックマークされることなく、読み捨てされる。

 たとえ、自分自身の評価につながらなくとも、仕事を通じ、世の中に役に立つ情報を発信し、Twitterやブログなどの個人的メディアには、自分のありのままの気持ちを書き残す。少しでも多くの反応を求め、個人ブログではなく、完全に匿名で書ける「はてな匿名ダイアリー」に逃げた自分を少し反省したい。

【関連記事】
・2011年を振り返ってー「なりたい自分」が見えてきた

リアルタイム重視のTwitterの面白さと物足りなさ

 3月11日に1000年度に一度といわれた大地震が発生した。その後の調査・研究によると、発生間隔は600年と、もっと短い可能性もあるらしい。2011年11月11日は、余りにも日付に「1」が並ぶことから、大地震の発生が危惧されたが、何事もなく終わった。11月29日火曜日は、Twitter上は「スライム肉まん(スライムまん)」の話題で埋め尽くされ、日常がようやく戻ってきた感じがした。ただ、今の日々が「つかの間の平和」に思えなくもない。

Twitterは「情報発信するネットユーザー」の世相を映す鏡

 12月9日の「天空の城ラピュタ」テレビ放送時は、Twitterの秒間ツイート数の最高値を更新。その数は、1秒間に2万5088件にも達した。未曾有の大地震・大災害など、まるでなかったかのように、映画のテレビ放送を見ながら(実際には見ていない人も多かったと思われるが)、アニメ好き、ジブリ好きしかわからない言葉「バルス」を同じタイミングでツイートし、世界記録を更新してしまった。つくづく日本は平和な国だと呆れるしかない。

 その一方で、ネット上には、2011年12月のクリスマス前後に大地震が発生する、という噂が流れていた。遅くとも2012年1月12日(20日)までに起きるだろうと、確からしい学説とデータを挙げて力説する書き込みを見かけたこともある。少なくとも現時点までは、国内では大被害をもたらすような地震は発生していない。例年と変わらず、「今年を振り返る企画」がテレビ・新聞・雑誌・Webメディアなどのマスメディアにあふれている。個人レベルのブログでも「今年を振り返る」「来年を予想する」ネタは定番中の定番だ。

 日記から発展したSNS、個人ひとりで作る音楽・小説・批評文から集団作業の映像作品・イベントなどまで、すべてのプロダクト・製品、言葉は、その人がこの世に生まれて、生きてきた証。ごく普通の一般人でも、意欲さえあれば自由に発信/返答/編集できるネット上の数々のサービスは、運営企業やクライアントの介入なしに、ユーザー同士で自由に発言しあえる状況が望ましい。しかし、実際には一般人を装った企業担当者が口コミサイトやソーシャルメディアに多数紛れ込み、残念ながら、よく内容を吟味しないと、本当にユーザーによる評価なのか、なかなか見極めにくくなっている。

ソーシャルメディアは格差を助長する

 インターネットは、印刷や蒸気機関の発明に並ぶ、画期的な発明であり、社会を根本的に変革させる可能性を秘めていると思う。けれども、中身の薄い人間のつぶやき(ツイート)やブログの記事は、残念ながら面白くなく、心が動かされない。何のひねりもないボットや一方的な宣伝アカウントは、かつて個人ブログを見つける面白さ半減させたように、Twitterをつまらなくしている。Twitterは、自分にとって有益な情報の収集とコミュニケーションのための「場」であってほしい。

 Facebookに代表される、オン/オフが融合したソーシャルメディアの活用を前提とした、コミュニケーション力による新しい評価基準は、「就職活動の失敗を苦に自殺する大学生」に代表されるように、新しい「格差」を生み出しつつあるように思える。それは別の機会に改善策を考えていきたいと思う。格差の要因は、単純に、世代間の差とデジタルデバイドだけにあるわけではない。

 個人ブログに、わざわざ手作業で「ツイートまとめ」を転載している理由は、将来、万が一、TwitterやTwilogがサービスを閉鎖した場合に、バックアップを取る作業に非常に手間がかかるだろうと思われるため。仕事の記事やブログほど、理路整然ときちんとまとめていないけれど、TwitterのツイートやGoogle+のコメントは、偽りのない本音であり、その場、その時のリアルタイムの言葉。記録しておかなければ、やがて本人すら忘れてしまう貴重な言葉だ。

好きだからこそ感じる機能面の不足感

 Twitterの素晴らしい点は、ストック命のインターネットに「リアルタイム重視」の視点を取り入れたところにあるだろう。確かに、度重なるインターフェイスの変更やアプリの仕様、一部のヘビーTwitterユーザーのFacebook・Goggle+への移行など、若干の不満はある。ただ、他のSNSとは異なるオープンな雰囲気と、時節交わされる鋭い社会批評や知的な言葉、プライベートや日々の息遣いを感じるコメントに、面白みを感じる。それゆえに、せめて丸1、2日程度は自分のタイムラインを後から遡って読むことができれば、「Twitterをチェックする時間がない」というストレスを感じることなく、効率的に情報を収集できるはずだと、残念に思う。さらに、一定期間のタイムラインを遡ることができれば、やたらツイート数が多い人やあえて異なる視点(クラスタ)の人をフォローしても不都合はなく、今以上に面白くなるはず。正直なところ、現状のやや固定化した「お約束の流れ」に、物足りなさも感じている。

【関連記事】
・2011年を振り返ってー「なりたい自分」が見えてきた
・mixi・Twitter・Facebook、3大ソーシャルメディア私論(2011年6月)
・“世界の終わり”の予感に怯える日々

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ニュース記事の署名なんて誰も気にしない

 Yahoo!トピックス掲載を記念し、プロフィールを一新した。完全に自己満足のための作業。無駄な時間だと思いつつ、レイアウトを含め、ついこだわってしまう。思い通りになると何だか嬉しい。自分だけのメディア、『ブログ』。もっとコンテンツ作成に時間をかけ、大規模に展開したいとも思う。ふいに、生活の役に立つ、まったく新しいサイト・サービスを創り出したくなる。一人で企画から運営、サポートまで対応できたら、きっと楽しい。

 完全実名制のSNS「Facebook」の影響力が高まる中、インターネット上での活動について、実名(戸籍名)/匿名(ペンネーム、2chのような完全匿名=名無し)のどれで行うべきか論争が起こっている。今のところ、企業の社長やコンサルタント、フリーで仕事をしている人以外、実名で活動するメリットはないと思う。パーソナルブランディングのため、ブログや外部サイトへの寄稿を通じて、自分の考えを残す、という必要性のない職業に就いている人も多い。それよりも匿名(ペンネーム)で、仕事や学校、家族のしがらみとは無関係に活動し、知名度を上げたほうがいい。

 7月は、スマートフォン関連の記事が2本続けて、Yahoo!トピックスのトップに掲載された。以前からもたまにあったが、2chにスレが立ち、複数のまとめサイトに掲載された。今回は抜粋なしのフル転載だったので、自分の名前でエゴサーチすると、2chまとめサイトの記事ばかり表示される始末。はっきり言って、恥ずかしい…。

 何らかの媒体を通じ、記事を読んだ人は数万人にのぼるはず。しかし、ブログのPVが伸びるわけでも、Twitterのフォロー数が増えるわけでもない。すでに有名な人以外、読者は執筆者や制作スタッフの名など気にしないと、改めてわかった。記事に書かれている内容、音楽、イラスト、映像などの「コンテンツ」が重要。ただ、名前が売れていて、ファン(フォロワー)が多いと、コンテンツの露出が増え、評価されやすくなるだけだ。だからこそ、今後はパーソナルブランディングが重要になる。

【関連記事】
・mixi・Twitter・Facebook、3大ソーシャルメディア私論(2011年6月)
【参考】
・英語圏最大の匿名掲示板4chan管理人mootが語る、ソーシャルメディアと匿名コミュニティの未来
・インフルエンサーとして活躍するために
・ソーシャルメディア時代の企業広報活動を考察する。

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<魔法少女まどか☆マギカ>さやか不人気説を生み出したのは誰?

 アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」は、鹿目まどか、暁美ほむら、美樹さやか、巴マミ、佐倉杏子の5人の少女の物語だった。途中はともかく、アニメ本編全話を通して見れば、主人公は「まどか」という意見に、反論はないだろう。公式サイトのキャスト欄の表記は、上からまどか、ほむら、マミ、さやか、キュゥべえ、杏子の順となっており、なかでも、「まどか」と「ほむら」の2人が重要人物といえる。最近、インターネット上で、キャラクターグッズのうち、「さやか」だけが売れ残っている、完売まで時間がかかるという書き込みを頻繁に目にする。証拠写真もアップされている。個人的には「さやか」は、アニメ版(最後の周回)の最重要人物であり、彼女が一番主人公らしかった。それにも関わらず、キャラクターグッズを集めるような熱心な「まどマギ」のファンには不人気なのだろうか?

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mixi・Twitter・Facebook、3大ソーシャルメディア私論(2011年6月)

 現在、日本でソーシャルメディアというと、mixi、Twitter、Facebookの3つのサービスを指す。しかし、Twitterは人によって使い方が大きく異なり、メール代わりのコミュニケーションツールだと思っている人もいれば、RSSより効率的な情報収集ツールとして活用している人もいる。もともとの成り立ちは、140文字のツイート投稿による情報発信。いま感じたこと、思ったことを相手を気にせず、自由につぶやければいい。

mixiロゴ
Twitterロゴ
facebookロゴ

 Twitterが日本で本格的に普及し始めたのは、2010年だろう。私(@sf_mi)が本格的に使い始めた去年の5月あたりだ。さまざまなキャンペーンの実施と著名人の相次ぐ参加で、知名度が一気に上がった。さらに、2011.3.11.東日本大震災で、メッセージツール、情報収集・発信ツールとして、携帯電話をはじめとする、従来の通信方法・メディアより時に役立つことがわかり、これまで無縁だった一般人向けの新聞・雑誌・Webメディアでも取り上げられるようになってきた。

 2011年は、映画の影響もあり、もともとFacebookが本格普及する年になると言われていた。Twitterとは利用方法が異なるが、やはりFacebook、mixiも安否確認や情報発信・収集などに役だったそうだ。かくして、この3つのサービスをまとめて「ソーシャルメディア」と呼び、その有効性と問題点がIT業界人やメディア関係者を中心に盛んに語られている。

広まりつつあるFacebook、「普通の大人」に受け入れられる

 2010年5月、勤務先の当時の編集部門の責任者がTwitterを活用しようと呼び掛けたが、あまり反応がなかった。今年、改めて、Twitterと、IT業界人を中心に急激に普及し始めているFacebookを、目的や相手に応じて使い分けつつ、業務に活用しようと呼び掛けた。今回は何名かが反応し、社内にFacebookネットワークと呼ぶべきつながりが生まれつつある。メディア関係者にとって、ソーシャルメディアは今や無視できない存在。今後のビジネス展開を考えるうえで、好むと好まざるとにかかわらず、時代の変化に向き合っていかなければならない。
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失望した東京都知事選の結果

 仕事で2008年春からアクセス解析を担当している。しかし、検索キーワードの詳細な分析はほとんど行っていない。某社の商用ツール(通称RT)では、ワンステップで確認できないからだ。何よりキーワードの数が多すぎる。現状、急に増加したキーワード以外、キャッチアップできていない。

 このブログでは、Google Analyticsを利用している。といっても、デフォルトのレポートをたまにチェックしているだけだが。RTと比べると、非常にわかりやすい。もっと使いこなせば、より高度な分析ができるだろう。できれば、仕事でもGoogle Analyticsに移行したいと思っている。いくら検索しても、ニュース記事と公式サイトしか情報が出てこない今のツールはやめたい。事前に複雑な設定をしない限り、経路分析ができないとか、検索キーワード別を調べるためにログイン後、5回くらいクリックが必要とか、複雑すぎる手順に辟易している。

自己主張のためのTwitter&ブログ

 さて、2011年3月11日以降、急激に増えたキーワードがある。それは「地震」「津波」だ。皆、不安に思っているのは間違いない。「iPad」も増えてきた。iPad 2発表後の値下げをきっかけに、気になった人が多くなったらしい。それまでは、「コードギアス」「ブノワトン」が多かった。後者については本当にうれしい。余りにも多かったので、このブログとは別に、HDDから「ブノワトンのパン」の写真を探し、フォトメインのブログを作ろうかと思った。しかし、残念なことに、焼きたてをすぐに食べてしまったため、写真はほとんど残ってなかった…。

 SEO対策のため、特定のジャンル・分野に絞ったサイト・ブログを運営するべき、という主張がある。私は書き手の顔を意識させる個人ブログの場合、いろいろ混ざっていたほうがおもしろいと思う。Twitterも同じだ。所属を明らかにしたTwitterアカウントとプライベートなアカウントを作り、同僚には前者しか知らせたくない、という意見にも確かに一理あるだろう。個人的なことをつぶやきにくくなるからだ。素をさらけ出して、それで壊れる関係なら、あってもなくても同じこと。好きなものは好き、納得的ないことは納得できないと主張しよう。特に若い世代は、政治・経済に関心を持ち、自分の意見をどんどん表に出していくべきだ。

 少し前の話題になるが、青少年健全育成条例の改正を推し進めた石原慎太郎氏が東京都知事選に立候補し、4期目の当選を果たしたことは、インターネットを利用して発信する者と世間のズレを大いに感じる出来事だった。TwitterのTLに流れていた都民の反応とはまったく異なり、信じられないと思った。未曾有の大震災があったにも関わらず、多くの都民は「日本は変わらなければならない」と思っていないのか。このままだと、日本は終わる。東京一極集中の仕組みが、現在、日本経済の最大のリスクとなっているというのに。やはりTwitterで見かけた、出口調査をもとにした世代別投票数のグラフによると、20代、30代の若年層が放棄せず、東国原氏に投票していれば、石原氏を上回っていた可能性が高い。石原を選んだのは、高齢者層と無関心な若年層。本当に残念。

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・“世界の終わり”の予感に怯える日々
・2011年3月11日を境に日本は変わるだろう

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2011年3月11日を境に日本は変わるだろう

 M.9.0の東北地方太平洋沖地震が発生した2011年3月11日(金)14時46分ごろ、私は会社で、プレスリリースをもとに、ドコモのSIMロック解除に関する記事を書いていた。本来なら11日は、SIMロック解除の話題一色になるはずだった。しかし、1000年に1度の巨大地震と津波の影響で、その話題は午前中に一瞬盛り上がって終わった。

 ビルの2階にある会社のオフィスはかなり揺れた。かつて感じたことのない大きな揺れと長さだった。しかし、震源が宮城県沖とわかり、少しほっとした。直下型でなければ物理的な被害は少ないはず…と思い込んでいたからだ。しかし、それは大きな間違いだった。強烈な津波が一瞬にして町を壊し、大勢の命を奪った。そして、津波の影響による福島の原子力発電所の事故と、電力不足による計画停電は、現在進行形で首都圏全域に影響を与えている。

2つの絶望的な未来

 3月11日の地震以来、私は2つの予想され得る「未来」に怯えている。1つは、今回の地震に誘発され、各地で地震や噴火が頻発するのではないかということ。2ch掲示板では、多くの前兆現象が各地で観測されており、不安感が否応なく募る。特に海辺の湘南エリアに住む私にとって、津波の被害は他人事ではない。「マピオン」の地図上で海抜を計測できることを知った。自宅は海抜5m、実家は同4m、会社は同6m。どこにいても大津波が発生したら被害は免れない。

 何より怖いのは、日本経済が行き詰まり、倒産・失業・破たんが頻発することだ。正社員の場合、1、2週間程度の休みなら、取得できなかった有休休暇の強制取得ということで済む。しかし、それ以上長期に渡った場合は、給与はゼロになる。さらに、時間給のパート・アルバイトの場合、停電による休業=労働なしで、たちまち収入が途絶えてしまう。こうなると勝ち組は、定期的に一定金額を支給される年金受給者と生活保護受給者だ。今までまっとうに働いてきた若年・中年層が職を失い、路頭に迷う事態になった暁には、日本の治安・経済は最底辺に落ち込むだろう。何とかして、停電や広告自粛等による経済活動のストップを回避し、新たなビジネスを創出する必要がある。

 日本全国の沿岸に、今すぐ30mクラスの津波に耐えうる堤防を建設する。原子力発電所は安全基準を見直し、基準に満たない場合は即座に運転を停止する。パソコン一つあれば仕事ができる企画・営業職や、編集・コンテンツ職には在宅勤務を認め、ミーティングはSkypeやメーリングリストなどを利用し、移動にかかるコストを最低限まで下げる。不要不急の買いだめをしている人、不要なものを持っている人、無駄に電気を消費している人には強制的にペナルティを与える。緊急時の安全確認のため、共通ID制の導入を早め、地方自治体のシステムは一本化する(天災による戸籍データの全消失といった事態はあってはならない)…。ふと思いついただけで、これだけの案がある。早急な「変化」が必要だ。次なる大災害がこの日本のどこかで発生する前に、今すぐ。

「所有」から「体験」へ

 3月11日を境に、日本では過度に華やかなものや無駄に贅沢な製品は忌避され、今以上に実用的なもの、役に立つもの、その場で消費されるものが喜ばれるだろう。キーワードは、安全・省エネ・シンプル。そして、何より「体験」が重要になる。物はいつか壊れて消える。しかし、その物やイベントを通じて得た「体験」は、思い出として一生心に残る。モノは豊かさを測る指標ではなくなる。そのモノを通じて、どのような経験を重ねるのか、何を創り出すのかが重要になる。仕事も同様。金銭ではない。仕事を通じて得た経験が得難いものであればあるほど、満足度が増す。

 しかし、残念なことに、人間はすべての出来事を記憶し続けることができない。人生の分かれ目となる決断も、10年も経てば、なぜそのような決断を行ったのか、記憶が曖昧になって理由がわからなくなってしまう。Twitterやブログなどソーシャルメディアや、チェックイン系サービスは、そうして忘れやすい人間の記憶を、デジタルとして記録してくれる。写真や重要なデータも、信頼性の高いオンラインストレージに保存しておけば、インターネットにつながった端末があれば、いつでもどこでも閲覧できる。デジタル化の次のステップは、必要なデータをオンライン上で利用・保存するクラウド化だ。

 これからの時代、重要なのは自分だけの「記憶」と「記録」。防災ビジネスとともに、デジタル記憶/記録サービスが、新たなビジネスチャンスになるのではないかと思った。しかし、実際のところ、私は余りそれらの新しいオンラインサービスを活用していない。仕事や日々の生活で精いっぱいで、細かく記録していられないからだ。つまらない人間は、名無しのままひっそりと生き、そしてひっそりと死ぬのだろう。種としてのヒトが生き残ることができれば、それでいいのかもしれない。

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■参考
・“大混乱への便乗”の勧め(Chikirinの日記)
ちきりん(@InsideCHIKIRIN)さんの意見のほとんどに賛同します。この震災を機に、社会が変わらなければ、日本は沈みます。
・これからの日本の姿(コデラノブログ4)
・南三陸町の戸籍データ消失、法務局保存分も水没(読売新聞)