■mixiより転記
2007年3月は無駄に過ごしてしまった。仕事を棒に振るほど思考の中心になってしまった「コードギアス」の影響。もう二度とネタバレには近づかない。まったく知らない状態で見ていれば、もっと衝撃を受けたに違いない。
表立って宣伝するには、タイトルとキャラクターデザインがアニメ的過ぎる嫌いがあるが、やはり面白い。現実と重ねてしまう「DEATH NOTE」とは違い、完全なフィクションとしてキャラクターに感情移入し、物語を楽しめる。「蟲師」の第26話も良く、あわせてDVDを買い集めたくなった。これまで全く知らなかった役者や制作スタッフ陣も知った。とくに主役の福山潤、カレン役の小清水亜美に興味を持った。
レギュラー放送最終回となる第23話。野球中継のため放映が遅れ、ビデオで時間を潰していたらOP前の一瞬を見逃してしまった。ゼロの演説シーンは嘘っぽかったが、キャラクターひとり一人の行動や台詞は印象に残る。哀しい永遠の別れのシーンを見て、それほど共感しなかったスザクが不憫に思えてきた。自業自得とはいえ、ルルーシュの壊れた笑いに冷静ではいられない。
前回のあるシーンを見て、黒幕は皇帝でルルーシュ達は手の上で踊らされているのかと思ったが、やはり悪の根源はC.C.かもしれない。その一方で、彼女は人を慰める優しさも持っている。前回は初めて、地上デジタル放送の機能を使って字幕を表示させてみた。今回もAパートまでは表示させていたが作品に入り込めないのでやめた。しかし、字幕があれば正確な台詞やキャラクター名を知ることができ、物語の全貌を正しくつかめたかもしれない。
改めてDVDシリーズが欲しいと思った。ただ、人気コンテンツとして早々に次世代DVD版が発売され、後で買い直す羽目になりそうで怖い。発売中のDVD版に字幕の表示機能がない点も気にかかる。バンダイビジュアルは国内向けにHD DVDとBDの両方を販売する。次世代DVDの方が画質は格段に上。ただし、耐久性が低いらしい。「コードギアスは 次世代DVDの起爆剤になるか?」 そんな記事をいつか書いて見たい。
テレビもパソコンもDVDレコーダーも、良いコンテンツがあってこそ売れる。観光地やデパートの集客の原理も基本的に同じ。創造がすべての根源。コンテンツ産業を育成を推進する日本の方針は基本的に間違っていない。
とにかく脚本と台詞が良かった。因果応報、繰り返される不幸の連鎖。過去の因縁、正体隠し、復讐、友情。できればもっと主人公の恋愛や学生生活をもっと厚く描いて欲しかった。従来のSFロボットアニメの枠を超える、不安定な少年による世界への反逆。大人も巻き込み、ついに世界規模へ…? フィクションならではのスケールの大きさが心地よい。第24・25話の放映は夏。人気をさらに盛り上げるための確信犯なのか、単なる制作の遅れなのか、前者だったらスタッフはまさに「ゼロ」だ。