地頭がいい人の雑な生き方の結果


平均年収は調査によって異なる。今回は、全体的に高めの「転職サービスdoda」から引用する(出典:doda 平均年収ランキング最新版)。平均年収は20代346万円、30代452万円、40代528万円。年功序列は健在のようだ。dodaの調査は1歳ごとの年齢別平均年収が出ており参考になる。

年収ピークは20代後半

自分も配偶者も、実はリーマン・ショック前の2008年の年収が最も高い。その時は28歳だった。2017年のdodaの調査によると、28歳の平均年収は390万円、男性に限ると412万円、女性に限ると354万円。この結果を参考にすると、2008年時点では世代平均を超えていた。しかし、その後は昇給はなく(正確には給与体系を下方修正する見直し、労働時間短縮などがあった)、今は世代平均を大きく下回る。特に配偶者は酷い。首都圏在住・理系大卒フルタイム勤務にもかかわらず、平均より200万近く低い。はたして平均に達する日は来るのだろうか。

現状は、学歴と年収は比例しない。配偶者の出身高校は卒業後、偏差値が上がり、今は私が卒業した高校を超え、東大進学者も増えている。高校入学時点では、2人との学業成績は上位で、大学進学時点でも決して底辺ではなかった。しかし今は、「首都圏」というフィルタで見るならば負け組だろう。それでもダブルインカムだから世帯年収で見るとさほど低くない。

夫は頻繁に子育てのため専業主夫になりたいと口にする。しかし、主婦・主夫とは、小学校〜高校の理不尽な仕組み、PTAに率先して関わり、地域に根ざして生きる覚悟と行動力のある人のみの天職であり、地元に関わろうとしないタイプには不向きである。何より偏差値60のプライドが許さない。散らかった部屋に怒るモチベーションを転職活動や年収アップに振り分けて欲しい。

改めて表を確認して欲しい。調査によると、38歳の男性の平均年収は535万円、男女あわせても489万円だ。同年齢の男女差は約140万。平均的な年収のフルタイム勤務の男性とパート勤務の女性の組み合わせで達する世帯年収600万は首都圏で暮らすために必要な最低ラインであり、氷河期世代は、男性一人の稼ぎでは難しくなってきた。

夫婦あわせて1400万円以上のパワーカップル(定義によっては900万円以上)は、女性も男性並みに稼ぎがあり(女性の平均を大きく上回る年収を続けており)、だからこそマーケティングの格好のターゲットとなっている。類は友を呼ぶという真理が格差を拡大させ、少子化を加速させる。男性だけで十分な収入がなければ子どもは持つべきではないのだ。

「丁寧」だけでは年収は上がらない

地頭がいい人は存在していると感じる。自分が、頭の回転が良すぎて明後日の方向に向かいがちと自覚している。対して、夫は地頭はさほど良くなく、一点突破の能力だけ高いようだ。いわゆる「丁寧な人」だ。

自分は幅広く手を出す好奇心とハッタリで生きてきた、地頭の良さを生かしきれていない「雑な人」である。支えてくれる支援者がいればきっと起業家として成功しただろう。残念ながら、若い時分は毒親から離れる決心がつかず、地元に囚われた結果、生涯のビジネスパートナーとは出会えなかった。

今の日本で高年収を得たければ、各世代の年収水準の高い大規模企業またはベンチャー企業に勤務し、同時に人脈を広げることが不可欠。人とひとのつながりでビジネスが回る。ブログ論壇さえ人脈が大事ということは、Hagex氏刺殺事件が示している。加害者の低能先生はネット上でも孤独だった。Hagex氏はネット上で出会い、リアルで交友している友人が多数いたため、事件発生後、多くの追悼が寄せられた。

ブログやPVの数値は、顔の見えない応援者だと信じている。一人よがりでもいい。発信した情報、心の言葉が誰かの役に立つように。向上心は常に持ち続けるべきだが、その向上心の矛先は、キャリアアップと社会貢献に向けたい。