スケジュール決めと、集中力確保の難しさ


1日24時間では、やりたいこと、やるべきことがこなせない。削るとしたら睡眠しかない。最近話題のワード「睡眠負債」は、情報が多すぎて時間がない現代の歪みそのもの。「眠い」「休んだほうがいい」と感じたら、抗わずに寝てしまえばいいのだ。

何かに焦り、悩み、呆然とする……

2016年12月に書いた<ようやく気づいた「自分の時間」の確保法>は取り下げなければならない。子どもの寝付きが悪くなった2017年2月頃から徐々に、5月には明確に「不眠」だと思い、3つの病院をはしごした結果、3つ目の病院で処方された薬と有料カウンセリング、自問自答を経て、不眠とイライラ感・ストレス感の原因は判明したものの、抜本的な解決策は、見つからず。ただ、少しだけ緩和法に気づき、完全な解消に向けた道筋は見えている。

睡眠専門家を自称している医師によると「1日7時間半」の睡眠が最適らしい。自分の場合は、平日は布団の上で4時間半、電車内で1時間半の計6時間、土日は布団の上で5〜6時間、歯科の治療中や美容院の施術中に40分程度の熟睡がベストとわかったものの、うまく調整できず、朝、起床するまで、1日の予定が立たなくなってしまった。

スマホ育児は救い 動画ダラダラ見が悪

一般的に土日・平日とも「子どもを早く就寝させ、夜は夫婦や自分一人の時間をもつ」生活スタイルが推奨されている。実際に保健師からも成長ホルモンは22時から分泌されるので早めに寝かしつけるよう、アドバイスを受けた。保健師の言葉をそのまま伝えているにも関わらず、夫は子どもを早く寝かせようとしない。最大のストレスと生活リズムのズレ、集中力欠如の要因だ。

「スマホ育児」自体はさして子どもに害はない。スマートフォンやテレビをダラダラ見続けたり、ゲームをしたり、そのほかの遊びをしたり、就寝時刻がずれこむことが問題なのだ。育児関係者は啓蒙するべき内容を間違えている。そもそも労働時間を短くし、帰宅時間を早めなければ「早寝早起き」は難しい。

年齢構成と労働状況が歪んだ国・日本

自分や同僚は毎日忙しい。取引先も多忙そうだ。しかし、17時台に東京駅から帰宅する中高年や若い女性の多さをみると、世の中の人は「ヒマ」なのかと思ってしまう。子どもの保育園の送り迎えをするまで知らなかったが、18時〜19時台にごく普通の男性が帰宅している。18時前に保育園前に着いた時には、18時きっかりに、保育園隣のオフィスからおじさんが出てきて驚いた。

自分の業界では18時は仕事の真っ最中だ。そもそも「定時」という概念は存在しない。しかし、給与は、大企業に勤めるおじさんのほうがだいぶ高いだろう。実は忙しいのはごく一部だけで、あとは皆、ヒマなのかもしれないと、最近思うようになった。

その一方で、睡眠と食事時間を削って仕事と美容や趣味に割く時間を確保している働く男女、特に子持ち女性は多いはず。多忙な人はネットショッピングやスキマ時間にできるアプリ・ゲーム・ネット検索に現実逃避し、浪費していく。同じ「消費」でも質が違う。この格差の要因は何だろうか?