映画『るろうに剣心 京都大火編』感想――懐かしさと新しい魅力

 観るか観ないか、だいぶ悩んだ末、映画『るろうに剣心 京都大火編』を観に行った。鑑賞料金は、レディースデーのため1100円。観客は、俳優のファンと思われる20~50代の女性が多く、まれに子ども連れもいた。

・映画『るろうに剣心』公式サイト

 映画版第1作は観ていない。映画公開にあわせて執筆された原作者によるセルフリメイク『るろうに剣心 -キネマ版(特筆版)-』は、情報は知っていたが、やはり見ていない。アニメ化時のキャスト変更と、縁編(人誅編)の展開に失望し、連載開始当初のような熱意を失ったまま、連載が終了したため、「今さら」感のある映画化に興味が沸かなかったからだ。映画版第2弾『京都大火編』も、志々雄真実役が大河ドラマ『新選組!』の沖田総司役だった藤原竜也だと知り、予告編を見るまでは観る気はなかった。
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 冒頭の日常シーンでは、和洋折衷・文明開化の街の様子に、実写ならではの美しさ、細かさを感じた。史実に忠実かどうかはわからないが、多くの人がイメージする明治初期の雰囲気は、こんな感じだ。洋装と和装の人が入り混じり、どんどん新しい文化が生まれ、民衆は陽気で明るい。志々雄一派が集うシーンも和洋折衷で、賛同する一般兵(モブ)は、明治維新に不平を持つ氏族が大半なのだろうかと、混沌とした幕末~明治初期に思いを馳せた。
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【名無し】「はてなブログ」はじめました

 「Googleリーダー」終了後、代わりに「はてなブックマーク」を頻繁に見るようになった。独特の言論空間「はてな村」は、確かに存在している。この「はてな村」の一員になるべく、TWO-MIXのデビューから19年後の2014年4月29日から、ある特定のテーマに絞った「はてなブログ」を新たに始めた。

 数あるブログサービスのうち、「はてなブログ」を選んだ理由は、「はてな」の影響を受け、考え方が変わったから。インターネットをきっかけにリアルで出会った男性と結婚し、ネット言論の影響を受け、人生を大きな左右する決断を下してしまった。今やネットは人生そのもの。単なる情報収集/発信ツールではなく、個人の思想や行動を変える知の源泉だ。
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某都市銀行のサービス改悪

 住宅購入時、メインバンクを住宅ローンを組んだ別の銀行に切り替えた。実名を出すと、「りそな銀行」だ。市内にATMが一つもなく、不便だと知っていたが、不動産会社の提携ローンのメリットを評価した。会社近くにはATMや支店があり、今は通勤途中に利用できるので問題ない。さらに、ローン返済中は、特典として、「コンビニATM手数料月間最大3回まで無料」という説明を受け、休日、どうしても現金が必要になったら、自宅周辺のコンビニで引き出せばいいと考えた。
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それでも『残念な街』といわれる湘南平塚に住み続ける理由

 神奈川新聞(カナロコ)に、平塚市の現状を的確に分析した、手厳しい内容の記事が掲載された。末尾の提言以外、ほぼ同意する。

・平塚市14年度予算案は約1756億円、ツインシティに力点

 (前略)新年度はさらに、平塚市大神地区と相模川対岸の寒川町倉見地区を新橋で結び一体的なまちづくりを行い、倉見地区に新幹線新駅を誘致する大型事業「ツインシティ計画」の推進に力を注ぐとしている。しかし同計画は、新駅の見通しが立たない中で肝心の倉見地区のまちづくりが進まず、現状では大神地区「ワンシティ」の国道129号沿線開発の様相が濃くなっている。地域住民の十全の理解も得られないまま、土地区画整理事業など数百億円規模の大型事業に突き進むことが妥当なのか厳しく問われている。

 落合市政が大型事業中心に動く陰で、平塚は2010年11月をピークに過去3年で人口が約2800人も減少した。昨年は転出超過(社会減)が県内で横須賀市に次ぐ規模。出生数も急減し、人口が約2万人少ない茅ケ崎市の出生数を下回った。社会減、自然減とも拡大傾向だ。働き盛り世代に選ばれず、子どもが生まれにくい街になっている。人口増が続いている藤沢、茅ケ崎市と比べ、湘南地域での平塚の地盤沈下は顕著だ。ハード、ソフト両面で、新年度予算案が、事態に十分対応しているか疑問も出よう。

 働き盛り世代に選ばれるには、都心への通勤が便利な駅周辺の活性化が重要な要素だ。駅北口の中心商店街は、平塚のアイデンティティーである湘南ひらつか七夕まつりを支える基盤でもある。駅前再開発の中心で懸案の見附台周辺地区再開発事業は、調査などが難航し、新年度予算案に盛り込めていない。まちづくりの方向性が問われている。

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転入超過は東京都心とその周辺だけ 広範囲な「東京圏」への集中ではない

 2013年、3大都市圏(東京圏・名古屋圏・大阪圏)のうち、東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)だけ、転入者が転出者を上回る「転入超過」となり、超過数は9万6524人に達したと報じられた。東京都特別区部を1市として扱うと、全市町村の76.2%が「転出超過」に該当し、「転入超過」はわずか23.8%。人口が集中する人気エリアと、人口流出が続く不人気エリア・過疎エリアに分かれている。

・景気回復、東京圏で転入増(時事通信)
 総務省は1月30日、住民基本台帳に基づく2013年の人口移動状況を発表した。東京都で、転出が転入を上回る「転入超過」数が2年連続して1万人以上増加して7万172人となるなど、東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉各都県)への人口流入が増加した。

・3大都市圏で東京だけ転入超過…2013年人口移動(読売新聞)
・<人口移動>東京圏転入超過9万人 景気回復で大幅増(毎日新聞)

 出典は、住民基本台帳人口移動報告 平成25年結果(総務省統計局)。全市町村のうち、最も転出数が多かった市町村は神奈川県横須賀市で、神奈川新聞(カナロコ)は、同じ県内での格差を大きく取り上げていた。東京圏のなかでも、明暗が分かれ、東京都心への通勤に便利な街、イメージのいい街、中・高所得者向けの新築マンション・戸建て住宅が多く供給された街に人が集まっている。
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2013年の振り返り

 2013年を振り返ろうと思ったものの、1月・2月の記憶がまったくないと気づいた。記憶はすぐに曖昧になり、やがてすっかり細部を忘れてしまう。確実に自分の軌跡や想いを残したければ、「記録」を心がけ、積極的に文字として書き残さなければならない。ブログの更新頻度が減った年は、精神的に余裕がなく、ストレスの多い年だ。

 最近、本当に言いたいこと(心の叫び、思いつき)は、ブログではなく、「はてな匿名ダイアリー」に書いている。同じ内容でも、通称「増田」のほうが注目され、より多くの人に読んでもらえると気づいてしまったからだ。

 ある時、書き込んだ日記は、書き込みから数時間後、「はてなブックマーク」のホットエントリーに入り、共感・否定・疑問・罵倒のコメントが並んだ。Twitterでも、同様に、さまざまなコメントが流れていた。「はてブ数」は、自己最高を更新。このままだと、仕事で書いた記事を含め、生涯最大になるかもしれない。従来のマスメディアは、「何を言ったか」より、「誰が言ったか」が重視される世界だった。インターネットも、雑誌の手法を取り入れた商業メディアが増え、SNSが普及した結果、一部の例外を除き、「誰が何を言ったか」が重要になり、影響力の強い人(ブログ・まとめサイト)がリンクを紹介すると、爆発的にPVが伸びる傾向が年々強まっている。「はてな匿名ダイアリー」は、唯一、「内容」だけで戦えるプラットフォームだ(注目されるかどうかは、偶然に左右される)。まさに玉石混交で、最近はパターン化した釣りネタも目立つ。ただ、どんどん流れていくさまざまな書き込みの中に、時々、決して実名では書けない、一般人の「リアルな心の声」を感じる。

 創作者は、多くの場合、「評価」を求める。個人ブログをはじめ、無報酬の創作は、「読者の反応」が最大の励み。いくら自己満足だと割りきっても、反応がなければモチベーションが下がり、無力感にさいなまれる。ちきりん氏は、市場に評価される人間になるべきと提言した。すべての業種・職種に当てはまるわけではないが、会社や業界という狭い枠にとらわれていては、伸びるはずの能力が伸びず、それが日本の経済的停滞につながっているという指摘には、おおむね同意する。多くの読者に共感される文体を持っているブロガー、Twitter著名人は、作家に等しい。大学時代に書いた文章は、独自の文体だと評価された。今は、自分が一部の人に感じるように、「なぜかイラッとする」文体・内容なのだろう。ネット時代は、アイコン(写真)と文体と内容が揃って初めて評価される。 だから、ブックマークされることなく、読み捨てされる。

 たとえ、自分自身の評価につながらなくとも、仕事を通じ、世の中に役に立つ情報を発信し、Twitterやブログなどの個人的メディアには、自分のありのままの気持ちを書き残す。少しでも多くの反応を求め、個人ブログではなく、完全に匿名で書ける「はてな匿名ダイアリー」に逃げた自分を少し反省したい。

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