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「増税」は不安を増長させるだけ(2012年6月のツイートまとめ)

2012年7月15日12:40 | つぶやき | 個別URL

 相変わらず体調が悪く、時々、突然、不快な感じに襲われ、仕事も家事もはかどらなかった。原因は何だろう、と突き詰めて考えて行くと、「住民税・社会保険料のアップ=手取りの減少」と「消費税の税率アップ」の決定、企業の業績悪化、工場閉鎖・撤退など、さまざまなネガティブな報道、そして、フォローしている人全員のツイートを読みたくても、数が多すぎて読む時間がなく、突然、アプリが落ちたり、電波が圏外になって読めなかったりする「Twitter」にありそうだ。心理的には、Twitterの問題が一番大きい。Twitterを一切見なければ、嫌なニュースも目にすることはない。そうわかっていても、リアルタイムの情報、役に立つ情報、心に突き刺さる言葉を求めてアクセスしてしまう。

 母親は昔からケチだったが、思い返してみると、1989年4月の消費税導入、1997年4月の3%から5%の税率アップのたびにケチの度合いが強くなり、1997年秋に父が定年退職した後は、私と父にまったく金を費やさなくなった。2000年春に自動車を購入した後、日帰り温泉や外食に行く頻度は多くなったが、家族でのレジャーといえば、本当にそれだけだった。

 日本育英会の無利子奨学金の貸与を受け、大学の学費はすべて自分で支払った。大学時代、親からは通学定期代しかもらっていない。1台目のデスクトップPCは親のお金で買ってもらったが、母には「パソコン必須のような学部を選ぶから」と文句を言われた。今となっては低スペックで笑ってしまう仕様の液晶ディスプレイ分離型のデスクトップPC(HDD容量8.4GB)の価格は、1999年当時、約30万だった。もう半年待てば、もっと安く済んだだろう。しかし、大学2年の夏に自分のパソコンを購入し、自宅からもインターネットを利用できるようになったおかげで今の自分がある。お金を出し渋る母を説得してくれた父に心から感謝したい。

 2台目以降のパソコン、携帯電話の端末代・通信代、インターネット代、就職活動費用は、すべて自分で支払った。日本育英会の奨学金は、今から数年前に全額返済し、早期返済の特典として、10万円ほど返還された。学生時代、免除を申請していた国民年金は、後年、父にアドバイスされた金額まで追加で払い込んだ。結婚式の費用は全額私が支払った。母からは空の祝儀袋を渡され、他の方からいただいたご祝儀は、相方の口座に振り込んだ。もらった相手を考えると、折半しようとは言えなかった。列席者への連絡や当日のフォローなど、率先して動いてくれたことには感謝しているが、現金は一切渡さないケチぶりに呆れた。

 民法によると、「親は未成熟子(経済的にまだ自立していない子)を扶養する義務がある」という。社会人として働き始めた後は、家賃・食費として月3万円、転職して年収が増えた後は、月3万円とインターネット代に加え、実家の固定電話代・新聞代を支払っていた。自動車の維持費(駐車場代・車検代・任意保険代など)、ガソリン代も支払っており、結婚して実家を出るまで、毎月、かなりの金額を負担していた。まだ高価だった液晶テレビ(16万円)や冷蔵庫、洗濯乾燥機などもプレゼントした。大学の学費は全額自分で支払ったため、実際には、高校卒業時までしか扶養してもらっていないようなものだ。

 極度のケチの原因の一つは、やはり「消費税」だろう。父が定年退職した後、母は老後資金と称して、年金の一部を貯金していたようだ。父が亡くなり、遺族年金に切り替えるまで受け取っていた自分の厚生年金に至っては、全額積み立て年金口座に振り込み、一切手をつけていないらしい。私は、中学・高校時代とも塾・予備校に行かせてもらえず(中学時代に一度、冬休みの短期講習を受けただけ)、母には、自分の暮らしより、子どもの教育を優先する考えなど、一切なかった。

 今後、消費税の税率が8%、10%と増えるに従って、母は今まで以上にケチになり、私に金銭的支援を要求してくるに違いない。今まで家族に犠牲を強いて貯め込んだ老後資金は、過剰な食費と、私には無駄にしか見えない装飾品などに消えていくだろう。もちろん、今後も一定額は貯金に回すはず。幸運なことに、東証一部上場の大企業の平社員だった父は年金支給額が高いほうだったらしく、母も、社会保険庁の担当者に「遺族年金の金額は高いほうですね。羨ましいですね」といわれたそうだ。結婚後、専業主婦となって以来、「他人に使われる仕事は嫌」といい、報酬が得られる仕事を一切しなかったにも関わらず。1946年生まれの母は、若い頃、夢を追って職を転々とし、ノマドのような生き方をしていた。しかし無理がたたって身体を壊し、困窮していたところ、偶然出会った父に救われたらしい。結婚相手は最初から金づるだ。

 日本の経済活性化を阻害している最大の要因は、「増税」と「手取りの減少」にあると感じる。増税(税率アップ・控除額引き下げ)は将来に対する不安を増長させ、手取りの減少は、短期的な消費意欲減退・生活費の切り詰めにつながる。

 たとえ、私自身が心理的・経済的不利益を被ることになっても、高齢者の年金支給額を全般的に引き下げて欲しい。生活保護の受給資格も厳しくし、企業の経営状況から「最低賃金」を急に上げられない以上、支給額は最低賃金以下に抑えるべきだ。年金のほとんどを貯蓄に充てるなど、もってのほか。血を分けた子どもに投資しないなら、いっそ産んでほしくなかった。物心ついた時から、何度も「お金がない」という言葉を聞き、過度の節約・倹約を強いられた。実際には、それほど貧しかったわけではなく、専業主婦だった母が少しでも働いて収入を得ていれば、余裕をもって生活できていただろう。定年直前の父の年収は、私と相方の現在の年収の合計と同等だったのだから。

 親から子へ、心の貧困は連鎖する。親を怨むことなく、社会に対する不平・不満をそれほど感じず、毎日楽しく過ごせるような、「他人に優しくなれる世界」を望みたい。最近は、月曜日の午前中が一番気分がいい。締め切りに追われて集中して仕事をしている時だけ、嫌な過去や将来への不安を忘れられる。

【関連記事】
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