iPad 3Gとガラケーの2台持ちの理由
2011/7/18 15:41 | デジタル | No Comments | 個別URLスマートフォンがヒットすればするほど、家電量販店は売るものがなくなる、というツイート(@wataru4)を見た。デジカメ、携帯オーディプレーヤー(iPod/ウォークマン)、ポータブルナビ、ゲーム機、デジタルフォトフレーム、そしてパソコン。高機能なスマートフォンが1台あれば、アプリを活用しながら何でもできる。特にカメラと携帯オーディオプレーヤーは、画質や音質にこだわる人以外、新たに購入・買い替えをしなくなり、このところ販売台数が落ち込んでいるようだ。
スマートフォン人気の実態は、ドコモとauのAndroid端末の広まり
2011年6月、携帯電話の月間販売台数に占めるスマートフォンの比率は5割を超え、新機種発売の影響を大きく受ける週次集計では6割を超えた。実際には首都圏に集中しており、全国的に普及しているとは言い難い。しかし、人口が多く、メディアの中心である首都圏で一般的になれば、やがて日本全国に広がるだろう。
【参考】
・スマートフォン人気で拡大する「液晶保護フィルム」、販売数は本体の2.5倍に!
・「GALAXY S II」が「INFOBAR A01」を抑え2週連続1位! 最新の携帯電話ランキング
昨年秋以来のスマートフォン人気は、正しくはNTTドコモの「Android搭載スマートフォン」の浸透と、auの「Android auのブーム」にある。OSが異なるiPhoneは、本来は、別物として考えたほうが正しい。2008年7月の発売以来、スマートフォンと呼べる端末のなかでiPhoneが人気だった。それ以外の選択肢はなく、メインキャリアのガラケー(フィーチャーフォン)と2台持ちする人が多かった。
2010年4月以降、ドコモユーザーに”Android搭載スマートフォン”という選択肢が加わり、秋以降は、従来の携帯電話の上位機種として「Android au」の端末を購入するauユーザーが増えた。iPhone以外、端末の魅力に惹かれて新規契約・MNPする人は少ないように思える。GALAXY SシリーズやXperiaシリーズが売れている最大の理由は、ドコモの端末だからだ。iOSのiPhoneより機能やデザインが大きく優れているわけではない。
もし、iPhone 3Gがドコモから発売されていれば、2008年中にスマートフォンの比率は5割を超していたかもしれない。過去3回のモデルチェンジのなかで、日本ではiPhone=アップル&ソフトバンクというイメージが広まってしまい、アップルやソフトバンク、孫正義社長を快く思わない人には、iPhoneは選択肢にすら入っていないに違いない。
ドコモのスマートフォンは通信費が高すぎる
仕事で頻繁にスマートフォン関連の記事を書いているが、私自身はドコモのガラケーとiPad 2 Wi-Fi + 3Gモデルを利用しており、スマートフォンは使っていない。今後も、しばらく買い替えるつもりはない。スマートフォンと通信機能付きタブレットの違いは、電話機能の有無と画面サイズしかないが、そのわずかな違いが使い勝手と印象をまったく異なるものにしている。
「iPad+ガラケー」の2台持ちにこだわる理由。それはスマートフォン1台より、維持費が安いからだ。安い上に画面が大きく、バッテリ駆動時間も長いのだから、iPadのほうがいい。ただ、iPadには、持ち運び時の大きさ・重さ、アクセサリ類の価格の高さといった欠点があり、携帯性やカメラの使い勝手の点では、スマートフォンにアドバンテージがある。
ちなみにiPadは、だいたい膝の上に置いて使っている。使わない時は、会社では書類の上、自宅では床やイスの上に平置き。iPad 2に対し、片手で持ちにくい、重いと非難している人はナンセンス。“座って見る膝上端末”と認識してほしい。
私は、家族と仕事で緊急の用件があった時しか、携帯電話の電話機能を使わない。よって、携帯電話の料金プランは最低ランクを選んでいる。最近は仕事で余り携帯電話を使わないため、ガラケーの利用を休止し、iPadだけでも支障ないくらいだ。
ドコモのウェブサイトの料金プランをもとに試算すると、スマートフォンを一括で購入し、「パケ・ホーダイ フラット」を契約した場合、通信費は月額6555円(最低料金プラン780円+パケット定額料5460円+spモード315円)かかる。家族間の通話は引き続き無料だが、家族間のメールは有料になり、せっかくspモードを契約してドコモのメールアドレスを引き継いでも、送信のたびに費用がかかってしまう。
現在のドコモの通信費は月額1513円(月額315円の有料サイト1件含む)で、家族間の通話・メールは無料。通常の通話料・パケット通信料は無料通信分の範囲で収まっており、毎月、支払額は一定だ。
ソフトバンクモバイルに支払っているiPad 2の月額通信費は2371円(iPad使用時は3231円)なので、ドコモ分と合計すると3884円。有料サイトを解約すれば計3569円で済み、ドコモのスマートフォン1台の想定費用に比べ、3000円近く安い。4月にiPad 2を購入し、iPadからiPad 2に機種変更したことで「月月割」の適用額が増え、ますます差が広がった。
・ドコモのスマートフォン(試算):月額6555円
・ドコモのガラケー+iPad 2 3Gモデル:月額3569円 ※割引適用後
ドコモも、機種ごとに一定の料金を値引く「月々サポート」を提供しており、実際の差はもう少し小さいだろう。しかし、5000円を超す「パケ・ホーダイ フラット」の価格設定に納得できない。はっきり言って高すぎる。せめて従来型の携帯電話、スマートフォンともに、通話料の最低金額(基本料金)を引き下げることはできないのか。
iPad 2のデータ専用プランの実質月額2371円という金額は、1日30分~最大3、4時間程度の使用時間を考えると妥当だと思う。仮に、iPadからスマートフォンに乗り換えても、モバイル環境でのインターネットの使用時間は変わらないので、費用の面を考えると、やはり「iPad+ガラケー」がベストという結論になる。
従来型の携帯電話(フィーチャーフォン、ガラケー)は、私のように「通話はしないけれど、自分の電話番号を持ちたい人」「家族間や特定の人との通話が非常に多い人、電話機能しか使わない人」「モバイルノートPCやタブレット端末を持ち歩く人」、言い換えると、「パケット定額プランの契約が不要な人」向けに、今後も残って欲しいと強く願う。
【関連記事】
・iPad 2を買って、逆に自宅でiPad(初代)を使う時間が増えた
・iPad 2 Wi-Fi + 3Gホワイトを機種変更で購入


